御岳山とわたし

御岳山
は秩父多摩甲斐国立公園の一角、東京都西部、青梅市にある。
 「おんたけ」ではなく
「みたけ」と読む。
最寄のJR青梅線「御嶽」駅からは登山口まで歩いて50分、バスで10分。
登山口付近からはケーブルカーもあるが、歩きでもつづら折れの登山道を1時間ほどで
宿坊や土産物屋さん、旧家、ビジターセンターなどがある山上集落に上がることができる。
古くから霊山として崇められ、929mの山頂には「武蔵御嶽神社」が鎮座している。
奥多摩地域の連山の表玄関ともいえる位置取りで、
その山頂付近や尾根の張り出しである「長尾平」からは、天気と透明度に恵まれれば
はるかに東京都心や横浜方面、江の島、東京湾を隔てて房総半島まで望める。

私と御岳山との出会いは24年ほど遡る。
1978年春に私が入った大学の天文学研究会は、
当時御岳山長尾平の東京都の古い休憩小屋を拠点として観測合宿などを開いていた。
それは本当に古めかしい小屋で、ハシゴで上がる屋根裏の板敷きに寝泊りした。
そこでは新入生歓迎合宿、各流星群観測合宿、季節のコンパ(笑)など、
さまざまな合宿生活が繰り広げてられていた。
御岳山長尾平小屋1978年8月

ありし日の御岳山長尾平休憩小屋
1978年8月15日
ペルセウス座流星群観測合宿

小屋はこの2か月ほどあとに取り壊されたため
天文研としての観測合宿はこれが最後
masarukは当時、生意気な1年生
長尾平小屋の取り壊しに伴って、天文研の御岳での観測は幕を下ろし、
この年の秋からは、五日市町(現・あきる野市)に作った専用観測所での合宿へと移行した。

その後も学生時代に1〜2度訪問したが、次第に御岳とは縁遠くなってしまった。

やがて私も社会人。 東京を離れ長い時間が経過する。
そのうちに公共放送を辞して現在の民間放送へと移り、生活圏が関東に落ち着いた。
93年の秋にほぼ15年ぶりに御岳を訪問。 懐かしい景色や山の空気を胸一杯に吸い込んだ。

さらに時間が経過し、2000年。 天文研関係のメールに駒鳥山荘のHPがあるという情報。
実は、御嶽神社の参道に「駒鳥売店」という眺望の良いお休み処があるのだが、
天文研の先輩たちとこの駒鳥売店とはアルバイトなどを通じて繋がりが深かった。
私も御岳訪問のたびに売店に立ち寄り顔も覚えてもらっていたこともあり、
売店のお母さんや娘さんとは親戚にあたる「駒鳥山荘」にとても親近感を覚えた。

駒鳥山荘のHPを見ると何やら楽しげである。
早速メールを打ってみたところ、ご主人から、人柄の滲む返事が返ってきた。
それやこれやで長男のIsseikを連れて御岳紀行をしたのが2000年2月12日〜13日。
学生時代に何度も泊まった御岳だが、それは言うなればすべて野宿。
ちゃんとした宿に泊まるのは二十数年目にして初めてだったのだ。 (^^ゞ

とても良い天気に恵まれて息子との御岳散策は語らいという意味でも非常に有意義。
夜には駒鳥山荘にある天体望遠鏡で、ご主人やご家族と星空探訪を楽しんだ。
このあたりに関しては、駒鳥山荘のHP内に、ご主人の馬場喜彦さんが
写真とともにショートコーナーにまとめておられる。

そして前回(2000年)には受験もあって留守番だった次男Ryuseikを連れて、
約束の御岳訪問をしたのが先日(2002年)2月16日〜17日のこと。
そのあたりは次のページで綴ってみたい。