If I were a bird....C

浜名湖

静岡県西部の汽水湖(海水と淡水の混じる湖)。
この高度からだと水溜りの如しだが、実際の南北の奥行きは10km。
いつも下方に見える弁天島付近を新幹線で通過するのでお馴染み。
天気の良い日には湖面の青さは海のようで、なかなかの景観である。
もともとは遠州灘とは切りはなれた淡水湖だったが、
1498年9月の明応東海地震の大津波によって、画面の下端部分が
切れて海とつながった。「今切」という地名に天変地異の名残が・・・。
浜松市広域

人口は60万を超え、地方都市としては屈指の規模である。
さらに周辺地域との合併構想を進めていて、
成就すると79万人規模になり「政令指定都市」をめざすとのこと。
最近、2度浜松を訪問する機会があったが、
やはり「うなぎ」は外せない。ひつまぶし茶漬けが美味しかった!
浜松駅付近

JR浜松駅。オレンジ色の高層ビルはホテルオークラのアクトタワー。
高さが190mほどあり、この地域の平野部では突出した存在。
新幹線でも掛川を過ぎてしばらくすると右側の車窓に見えてくるが
なかなか近づかないので逆に大きさ(高さ)を実感する。
友人の結婚式でこの40階に泊まったが、素晴らしい景観だった。
しかしさらにその60倍の高度から見下ろすとはなんとも不思議な感覚。
静岡市と富士山遠望

巨鳥は菊川町付近上空から東北東を見る。
大井川から静岡市、駿河湾奥部の沼津付近までが見える。
静岡までは40km、富士山までは100kmの眺望である。
富士山の肩越しに甲府盆地が見えるのが高々度飛行の楽しさ。
私の父方のルーツ(3代前以前)は静岡なので、
ふるさとの景色でもある。
駿河の国の富士山

東海道の道中でもっとも富士の秀麗が絵になるポイントのひとつは
富士川付近である。東海道新幹線が疾走するイメージ映画では
必ず富士山バックに富士川鉄橋を渡る姿が登場すると言っていい。
車中からも愛鷹山を過ぎて富士川を渡るあたりまでの数分間が
ストレートに「雄大」な富士山を堪能する最大のチャンスである。
東京から下りなら進行右側、上りなら左側の窓際がグッドだ。
富士〜駿河湾〜西伊豆

画面右側に伊豆半島の特徴ある海岸線が入ってきた。
駿河湾の最奥部である。この海底に駿河トラフが潜み、
予想される次の東海地震の震源域が、画面の左半分に広がる。
本州側と違って、伊豆半島はフィリピン海プレートに乗って北上してきた
はるか南洋生まれの陸地である。
伊豆ワイドビュー

伊豆半島南部の上空から北方(付け根側)を見る。
伊豆半島の付け根の両側に駿河湾と相模湾が見えている。
2つの海に挟まれたくびれの地下に新幹線の新丹那トンネルがある。
画面中央右よりが天城峠から天城山で、石川さゆりが唄った
「天城越え」の世界であり、浄蓮の滝が隠れている。
伊豆大島

大島三原山の真上を高度を下げつつ飛行。
そのため島の北側半分しか見えていないが、中央は大島空港。
画面中央の下端の町並みが、大島町役場周辺の元町だ。
1986年の三原山大噴火では溶岩流の一部がこの元町方向へ。
幸い山中で止まったが。画面右下あたりの荒々しさは
溶岩で成長した大島の本質をよく表している。
東京湾ワイド遠望

少々霞んでいるが、相模湾から浦賀水道、東京湾にかけて。
伊豆大島の東20km付近の上空からほぼ真北を見ている。
東京湾アクアラインを潜ると、左の川崎から右の木更津まで
ほんの15分ほどで行けてしまう。高い料金を除けば
神奈川の住人である私にはかなり便利な道路ではある。
もっとも2往復しかしたことはないが・・・。
三浦半島

神奈川県の東部から南南東に突き出す三浦半島。
高度は3000m程度まで下げてからの俯瞰である。
半島の画面右端にちょっとはみ出すあたりが、150年前に
ペリーの黒船が来航した浦賀になる。
横浜・川崎・東京と、首都圏南部の中枢が遠近圧縮で望見される。
Yokohamaのkの字の上に見えるのがランドマークタワー。
そして Greater Tokyo

見慣れた景色に戻ってきた。
冬季のジェット気流にうまく乗ったので、
九州からここまで正味飛行時間はわずかに1時間5分である。
(途中の対地速度は1000km/hを超えた)
空中散歩は、アタマの中に地図が描けるとホントに楽しめる。